フェアリードールの世界へ🎠
今日はオーケストラのお仕事で、《フェアリードール（お人形の精）》を伴奏しました。
もともとはハンガリーの作曲家ヨゼフ・バイヤーによるバレエ音楽で、
夜になるとおもちゃ屋さんの人形たちが動き出して、踊ったり恋をしたりする
そんな夢のような物語です。
軽やかで愛らしい旋律の中に、どこか切なさも感じる曲。
演奏していると、本当にお人形たちが舞台の上で息づいているようでした。
テンポの呼吸を合わせるのが難しい場面もありましたが、
音で物語を紡ぐ時間は、やっぱり格別です。
演奏が終わった瞬間、客席から温かい拍手が広がり、
まるでおとぎ話の幕が静かに降りるような余韻に包まれました。